DESIGNERS

RONAN BOUROULLEC

ロナン・ブルレック

ロナン・ブルレック (RONAN BOUROULLEC) は1971年、フランス・カンペール生まれのアーティスト/デザイナー。パリ国立高等装飾美術学校(École Nationale Supérieure des Arts Décoratifs, ENSAD)を卒業後、1995年に自身のスタジオを設立。1996年に作品《ソリフロール(Soliflore)》がポンピドゥー・センターのパーマネント・コレクションに加わり注目を集め、翌年ギャラリー・ネオトゥ(Gallery Néotù)で初の個展《Vases Combinatoires》を開催。この展示に感銘を受けたジュリオ・カッペリーニが、初のインダストリアルデザイン作品の制作を依頼。

1998年に弟のエルワンがスタジオに加わり、約20年間、互いに補完し合う創造的なデュオとして活動。現在はそれぞれの道を歩む。1999年、ヴィトラ社ディレクターのロルフ・フェールバウムとの出会いをきっかけに長期的なパートナーシップを開始。以降、HayやFlos、Magisなど国際的ブランドとの協働を通じて活動の幅を世界に広げる。

クラフトとインダストリアルプロダクションを融合させた作品は、ニューヨーク近代美術館(MoMA)やロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館をはじめ、世界各地の主要美術館に収蔵。個展も多数開催され、ロサンゼルス現代美術館(MOCA, 2004)、シカゴ現代美術館(2012)、パリ装飾美術館(2013)などで紹介されている。2024年春にはポンピドゥー・センターが寄贈作品を記念した展覧会を開催。公共空間向けのインスタレーションも手掛け、《Nuage Promenade》(マイアミ, 2017)、《シャンゼリゼ大通りの噴水》(パリ, 2019)、《ブルス・ド・コメルス ― ピノー・コレクション》(パリ, 2021)が代表作。

受賞歴も多く、2011年にコンパッソ・ドーロ賞、2014年にロンドン・デザイン・メダルを受賞。デザイナー活動と並行し、幼少期から続けるドローイングが日常で重要な位置を占める。近年のドローイング作品は、シカゴ美術館、スミソニアン・クーパー・ヒューイット・デザイン美術館、ポンピドゥー・センターなど、世界各地の公的・私的コレクションに収蔵。ヴェネツィアのジョルジョ・マスティヌ・ファインアート(2018、2022)、パリ・ロンドンのギャラリー・クレオ(2019、2021、2022)、モデナのカーサ・ムティーナ(2021)、東京の伊勢丹「THE SPACE」、リヒト・ギャラリー(2024)などでも展示。

2023年にはフェイドン社より過去10年以上の活動をまとめた回顧録『Day After Day』を出版。現在、パリとロンドンのギャラリー・クレオ、ヴェネツィアのジョルジョ・マスティヌ・ファインアートで作品を発表。限定版のオープンエディション作品はザ・ロング・ショップを通じて取り扱われている。

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